【MYST】日本語化支援したりしなかったりとりあえずゲームMYSTの「アトラスの書」「ティアナの書」を読破したいなとか、弱気な目標に向かっていくサイト。 

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第11章 後半

   ↑  2010/01/15 (金)  カテゴリー: アトラスの書
日の出前の暗闇の中で、アトラスは目を覚ました。一瞬、今自分がどこにいるのか分からなくなる。ハーブの強い香りが、狭い部屋の中でもむっとするほど立ち込めていた。
体を起こし、闇の中で聞き耳をたてると、静かに、しかし素早く小屋の外に這い出した。

2つの月が沈み、大地は闇に包まれていた。
深い闇だ。
そして、その大地とは対照的に空は明るかった。まるで砂漠の夜のようだ。その空を見上げながらアトラスは自分が地球にいるのではないことを感じていた。
狩人の星はどこ?
北斗七星は?
広い空の星屑のなかにまぎれているのか、それとも全く違う世界に来てしまったのか・・・。つまり地球とは違う宇宙にある世界なのか・・・。
そんな疑問がここ数ヶ月ほと彼の頭に巡っていた。それは危険な、決して口には出来ない疑問だった。

『記述について知れば知るほど、僕は父の言う「世界を想像している」という見方に疑問がわいた。』

最初は、彼もこの思いつきを馬鹿げた考えだと思い頭から払いのけようとした。そうだとも、確かに自分たちは世界を創造している。そうに違いない!
そうでなければ、どうしてこんなに正確に接続先の世界が、記述書にかかれた通りの姿であるものだろうか。
それにあらかじめ存在する世界に接続しているとしたら、どんな記述書にもぴったり合う世界見つかるよう、宇宙に色んな世界が無限に用意されているというなら、それは無理がありそうだ。
それでもやはり、アトラスには父のシンプルすぎる見解に違和感を感じでしまうのだった。

そんな事を考えながら歩いていると、池を見渡せる石の板にたどり着いた。そこでアトラスは前のめりになって暗い湖面を覗き込んだ。
今や、月はほとんど沈みどこからどこまでが湖なのか分からない。こうやって湖を覗き込んでいると、まるで月の無い夜に火山口を覗いている気分になる。何も見えないだけに、心の目では色々なものが見えた。つまり、単なる「無」では終わらない、それが闇だった。以前ゲーンに連れられた世界で見た雪とは違い、闇は形を持っている--それも何千もの多種多様な姿だ。闇はうつろうものであり、無限だった。
やがて彼の背後の丘の頂上で、朝が明けようとしていた。ゆっくりと、じわじわとしたスピードで、目の前の山腹にくっきりとした影を縁取りながら、光が湖の器に注がれていく。
その様子をうっとりと眺めていたアトラスは振り返り、目を細めて丘のすそ野の向こうから駆け上がってくる眩しい光を見上げた。そして再び振り返ると、湖の縁に何かがいるのに気づいた。

最初、アトラスはアシカか何かの海の生物なのかと思ったが、不意にそれが直立し、日の光に照らされて正体が分かった。
少女だ。
一人の少女がそこにいた。
眺めていると、彼女はまたしゃがみこみ、何故かお辞儀のような動きを何度も繰り返している。
一体何をしてるんだ?
アトラスは顔をしかめた。
そして次の瞬間、驚きとともに彼は理解した。
洗濯をしてるんだ!
彼女の近くにある山は、バスケットいっぱいに盛られた濡れた服だったのだ。
この発見に思わずアトラスが笑い出すと、突然彼女の体がこわばり、怯えた動物のように辺りを落ち着きなく見渡し始めた。そして、手早くバスケットに服を集めると、彼女は小走りに山腹を駆け上がりまだ暗い丘の方へ消えて行った。

アトラスは彼女の突然の行動に驚き、呆然としていた。
太陽は、今や顔を半分出してる。その光の中に、藁葺きの小屋が姿を現した。その長く暗い輪郭は深い闇に浮かび上がっていた。
アトラスは円を描くようにして腕を広げると、濃厚で新鮮な空気を胸いっぱい吸い込んだ。そして、少し早い朝のスタートを切ることに決めて、小屋の方へ駆け上がったのだった。





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うわー、完訳してもた、、
後半絶対いらんかったな、、
次の章からはもっとサクサクとばさないと


11章おわり

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2010/01/15 | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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